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「The Thrill of It All」
2014.10.22.リリース!!
iTunesにて【メタフィジック】2014.9.24.先行配信開始!!

アルバム特典情報!!
【iTunes Store】にて【メタフィジック】9/24から先行配信&配信アルバム予約開始
 アルバム買いされた方には「メタフィジック」のカラオケが付いて来ます。
・【TOWER RECORDSオリジナル特典】特典CD-R (ライヴ音源2曲収録)
・【HMVオンラインオリジナル特典】サイン入り生写真
・【10/25ライブ会場CD購入特典】当日会場でNEW ALBUM ご購入の方にメタフィジックMV_サイン入りDVDをもれなくプレゼント致します。


thrill of it all

Track List アルバム全体の試聴       
1. フラグメント >>>
2. メタフィジック (アルバムリード曲) >>>
3. シンクロナイズ >>>
4. 少年アウトサイド >>>
5. アストロノート >>>
6. カザミドリ >>>
7. Right Here >>>
8. SING! >>>
9. SPARKLING DIVE >>>
10. 冷たい雪 >>>
11. 星降る夜に >>>
12. step by step >>>

全12曲入り
JANコード4562368840040
ASRR-1401 ¥3,000+税

『The Thrill of It All』ササキオサム本人による全曲解説
m1_フラグメント 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
これは「破片」という意味の言葉です。主人公が(半ばあきらめ、半ばやけくそに)カウチ(長椅子)に寝っ転がって書いた即ゴミ箱行きのような何でもないような詩の断片(歌詞書き損じの紙とかノートの切れ端)がある日窓開けっ放しのベランダからの風に煽られて外に飛び出し偶然そこを通りかかった今にも全てを投げ出してしまいそうな境遇の誰かを助けるラッキーな言葉になるかもしれないというおとぎ話をロックのリズムに合わせた歌なんです。
広いアングルで見れば、僕らひとりひとりはそうやって社会のひとつひとつの業務を担った1ピース(破片)なんじゃないかってアイディア。「君と僕の足りないパーツを繋ぎ合わせて未完成のリリックを完成するんだ」というメッセージ。でもまだ完成しない。永遠に僕らはそれを死ぬまで続けて行くんだろうな。ってこと歌ってます。

m2_メタフィジック 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
「メタフィジック」は形而上学という意味の言葉です。存在自体を問う学問のことらしいですが、身近なところで言うと愛って存在自体曖昧なものだと思うのですが、これってどういう時にその存在を実感するのかなと考えた時に、嬉しくても悲しくても胸がぎゅっと締め付けられるような「痛み」なんじゃないかなと思って。痛みで連想した時に、「何かが刺さって痛い」刺さるものって何んだろう。=刺(とげ)。刺のあるものは?薔薇。と言う風に連想して薔薇から連想する浮世離れした自由を象徴するかのような女性像を生み出しました。Aメロで偶然口をついた言葉「Sally(サラの愛称)(出撃するの意)」これをその娘の名前にしたら面白そう。とも思いました。サビでは感情を捉える瑞々しい瞬間を言葉でどうにか表現したくて、「刹那指数99.9%」という造語を生み出しました。メロディとリズム先行の完全ノリでひらめいた言葉です。

m3_シンクロナイズ 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
夜って良く眠れないじゃないですか。なんか色んなこと考えだすと。ものすごい形のない不安がぐーっと身体に覆い被さってくるような。その負の妄想スパイラルなパワーを逆転できる糸口ってないかなって考えてるとどこかでサイレンの音が聴こえたり、酔っぱらいがうるさかったり、真夜中に急に近所で夫婦喧嘩おっぱじめちゃう人がいたり、気がそがれて考えられなくなっちゃう。笑。そんな時ああ同じ時間軸の中で人は呼吸している。それぞれにそれぞれのスタイルで夜明けを待ってるんだなと思ったらそんな愚な世界も悪くないかと思ったんです。テーマは人の営み。なんかにすがるような、もがいている思いを描きたくて激しく とか 狂おしく とか いとおしく とか 派手な副詞 抱きしめる とか くちづけて 抱き合って 揺さぶってとか 衝動的な人間の行動を表す言葉をあえて選んで書いてます。同じ時間軸の中で人は呼吸している。なにか得体のしれない恐怖と期待と不安を誤摩化しながら。これがこの曲のテーマです。

m4_少年アウトサイド 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
半分実話のようなすべてフィクションっていうようなへんてこな曲です。
物語の設定的にはMOON CHILDの頃の作品「ストロベリーアイスクリームソーダ」に近いものがあるけど、今回の曲の方が当時の自分に近い立ち位置の曲だと思います。
ミケランジェロアントニオーニの「砂丘」「ピンクフロイドを爆音で聴きたい」とか 当時の中学生がアイドルに夢中になってる中、俺は違うんだぜ。というわかりやすい主張。「街中世界中誰も恋をする ファストフード並に手当たり次第に」というフレーズがあるんだけど、自分が少年だった当時マックにはまっていて。笑 くしゃくしゃにしたストローの袋に水つけて、フワーっと伸びるのを「蛇」って呼んでて、それはそれは当時の僕のむしゃくしゃした気持ちを軽やかにしてくれたもんでした。この曲は誰にも理解されない僕のモリオカングラフィティな曲かもしれませんね。

m5_アストロノート 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
なんかおもむろにアコギを手に取って適当に弾いたコードに操られるようにメロディがスルスルとできたような曲でした。自由とか子どもの頃の夢とか、キーワードを探していったところ、つまるところ「男の子の夢は宇宙飛行士」っていう雛型ってあったと思うんだけど。自分にとってのヒーロー的なもの。それがアストロノート。
通りを歩いているとストリートで歌ってる若者が居て、その歌がやけに自分の心を揺さぶって、なんだろう?って、よくみたらその人は自分が子どもの頃、思い憧れた「アストロノートさん」が姿形を変えた人だった...ていうおとぎ話。その彼の歌に勇気をもらってまだ自分やれるんじゃん。っていう曲に仕上げました。リチャードバックの「イリュージョン」っていうお話の神様みたいな人ですね。アストロノートさんは。

m6_カザミドリ 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
歌詞は「風見鶏」をモチーフに書きました。漢字だと演歌っぽいなと思ってカタカナにしてみたんだけど。この言葉って一見「風向き次第で態度がすぐ変わる」などと揶揄されがちなんだけど、風に逆らわない生き方ってある意味すごいなあと思っていて、皮肉的な少年が語り部となってそんな彼女を淡々と分析しているうちに好意を持つんだけど、そんな彼女がある日、風向き関係なく、飛べもしないのに大空に旅立って行く という哀しい結末。
彼女はどこにいったんでしょうね。あとは聴く人の好きなイメージで想像してもらうっていうのが正しい楽しみ方ですね!

m7_Right Here 作詞 m asir /作曲/編曲 ササキオサム
イメージは洋楽だったので、オール英詞か少し日本語混じっているくらいの割合の歌詞にしたいと思っていたところにm asirのデモに出逢った。オール英詞で作詞作曲、トラックもすべて一人で手掛けているところも素晴らしかったが何より歌声と歌詞の世界観に光るところがあったので、全く無名の彼女に迷わず、オファー。サビはすべて心の重みはもう放り投げて 燃やしてしまおうよ てゆう感じのニュアンス。まったく直すところはなかったのだが、大サビだけ、最初英語だったのを 僕の意訳で"誰かのユニフォームを着て 生きて行くのはナンセンス 気付いて答えは Right Here"に変えました。
コーラスもm asirに入ってもらって、共作しました。曲の後半の彼女のフェイクも聴き所。アルバムの中では異彩を放っている曲になっています。

m8_SING! 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
この曲はイントロ、Aメロのギターリフを作ったのが、デビュー前1995年。サビを付けてデモを途中まで作ったのが、2001年。
それから13年も寝かしてやっとできました。通算19年もの難産ソングでした。笑
『歌う。なぜ僕は歌うんだ?』という疑問に自らアンサーする歌です。「見た目だってちょっと大腿筋鍛えりゃ いけるよまだ青二才には負けない」とか今時そんな言葉歌詞に使わないでしょってセンスで構築されたナンバーになっております。THE SASAKI OSAMU BANDの強靭なグルーブに乗っかって演奏すれば全部オッケー的な曲に仕上がった。オルガン、クラビってファンクの要素には欠かせない楽器。これも自分で熱演。オサムバンド3人の音で仕上がってます。改めて聴くとなんか懐かしい曲だね。MOON CHILD後期からSCRIPTの初期っぽい曲ですね。
サビなんか「BRAND NEW HEAVY TIE」を意識してる感あるね。あの曲もものすごいカッコいいの。


m9_SPARKLING DIVE 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
この曲は去年のピアノ弾き語りツアー2のに先駆けて制作した曲です。大人になるにつれて色んなことを学んでしまうせいか、いつの間にか自分のルールをこしらえてどこかでどんどん頑固になって、これはこうだと決めつけたり、これは無理って言ってる気がするけど、それも自分、そういうルールを取っ払う勇気を持つのも自分。だから何も考えず走り出そうよっていうメッセージが込められてます。
「君」という登場人物から普通の恋人同士の歌にもとれるし、「君」はもうひとりの自由奔放な「自分」だとしたら。っていう解釈でも面白い。自由な解釈で楽しんでもらえたらと思います。青空が見えそうなどこまでも続いていくハイウェイをギア7速で走りぬけるような。とにかく爽快感と切なさがそのまま音になったような曲です!

m10_冷たい雪 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
僕の中の位置づけではソウルミュージック。ちょっと黒っぽい曲がアルバムに欲しいなあという気持ちで作りました。
歌詞は全然別の曲で書き始めて、途中で投げ出していたものでした。でもわりと言い回しだったり、コンセプトは気に入っていて、まさかなーと思いつつもこの曲のサウンドがもたらす哀しみと合うような気がして、メロディのマス目を埋めて行ったら、ほぼ字数があったという。これも何かの縁だぜ(笑)と 
奇跡的な出逢い感じながら仕上げて行きましたね。
リズムはループを幾重にも重ねてスネアとキックだけ他の音源足したりしてリズムに厚みを出して、ベースは鍵盤で弾いたんだけど、アップライトのベース音を選んでプレイ。あとウーリッツアを重ねて、完成させました。ウーリッツアのソロは特に歪ませてます。歪むとさらにカッコ良い。ストリングスも70年代を彷彿させるような音色にしましたね。クレッシェンド感出したくて細かく音量書き込んだりして、ニュアンス出すのに苦労しました。あとは一番この曲で核になってるのは、梅田くんのJAZZ Guitarですね。この手のものを弾かせたらほんと惚れてしまいそうになるほど上手だなあと思って。アウトロ(後奏)は歌のフェイクと絡みながらのギターソロ。ギターで歌うってこういうのを言うんだ。という絶妙な息の乗ったプレイ。とにかく歌詞も、ギターも、小粋に決まって、歌のノリがナチュラルで、このアルバムの中では1、2を争う自信作です。古いようでいて、新しい。そんな音になってます。

m11_星降る夜に 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
「遠くにいる大切な人を想う」そんなメッセージのバラードです。
ユーストリーム生放送で初お披露目した曲でした。「PRIMITIVE VOICE」というピアノ弾き語りライブの模様を納めたライブアルバムに弾き語りとして収録されています。
ピアノ主体でバンドがかぶさってくるイメージ。スネアのリム(小太鼓の枠)ショットとピアノ、そしてベースという取り合わせがうまくはまったと思います。ボトルネックの不安定な音階が生み出すあの哀切感は心揺さぶられますね。エレキのボトルネックのフレーズを二本録ってLとRに振ってステレオ感満載に。アコギのアルペジオも2本録って、これもダブル。サイドギターは歪まして。(ここはロックバンドだから)ドラム、ベースはオサムバンドの2人。他の楽器はすべてARRスタジオにこもって1人で唸りながらレックしてました。笑自分にしか出せないギターの音、フレーズはとことん時間かけて録れて満足しました。間奏のギターソロのフレーズも好きですね。5分越えの大作です。もしバラードがシングルカットされる機会があればこの曲を間違いなく推します。

m12_step by step 作詞/作曲/編曲 ササキオサム
結局人生なんて階段だぜって歌です。日々ちょっとずつだけど一歩一歩階段を登っているんだからそんなにしょげることはないぜって言う歌です。
まあどの世界も大変なんでしょうが、音楽の世界も...自分の腕一本の世界なわけで色々大変な事も多々ありましたが、壁にぶつかるたびに僕はいつも空を見てました。
うまく言えませんがホント空を見上げることでどんなに助けられたか。この歌は空讃歌です。生きて行くためのJOY(喜び)を鏤めた歌になっています。
歌全体の歌詞はあまりシリアスにしたくなかったので、よくありそうなたわいもない話。アーウィンショーの「夏服を着た女たち」だったかな?街行く色んな女の子に目を奪われている主人公の彼女がその彼氏の動向にすねてしまうんだけど、そんな彼女の足が一番素敵だった(もちろん口に出しては言わない)みたいな、それをモチーフにしながら、おどけていたり、小洒落たりしているんだけど、でもサビに全ての想いが凝縮されているのでそこんとこ聴いてもらえたら嬉しいです。
「考えようによっちゃ明日は悪くないかも」っていうなんの脈絡もないポジティブマインドにまず耳を傾けてもらえたら嬉しいなと思います!